モネの睡蓮をフランス旅行記 パリ オランジュリー美術館のご紹介

今回はパリの美術館をメインにご紹介していきます。まず最初に私たちが訪れたのが、テュイルリー公園内にある「オランジュリー美術館」です。オランジュリーといえばモネの睡蓮ですね。モネが好きならオランジュリー美術館は必見です。モネが生涯をかけて描いた睡蓮の集大成がここにはあります。本当におすすめの美術館ですのでぜひ足を運んでいただければと思います。

オランジュリー美術館の睡蓮は1つの楕円形の部屋に4作品があります。それが2部屋あるので、全部で8作品が展示されています。オランジュリー美術館が他の美術館と決定的に異なる点があります。それは多くの美術館は美術館の中に作品が展示されているのに対して、オランジュリー美術館は、モネの睡蓮の作品を展示するために美術館があるという点がとてもユニークなのです。

睡蓮:緑の反射
睡蓮:緑の反射

モネの睡蓮は、そのモチーフとなっている睡蓮そのものだけでなく、水面に映る周辺の木々や空、光の反射などもモネの表現の対象になっています。オランジュリー美術館の睡蓮はその一つひとつのモチーフが描かれている時間帯や天候、描かれる対象によって微妙に変化している点を比較しながら鑑賞することができる貴重な美術館と言えるのではないかと思います。

睡蓮:朝
睡蓮:朝

モネの作品の中で特にモネらしさが出ているのは「朝を描いた作品」なのではないかと思います。代表的な作品だと「アンティーブの朝」や「積みわら」「ルーアン大聖堂」などの連作があります。朝靄がかった光と朝の新鮮な空気を表現している作品はモネらしさがよく伝わってきます。

睡蓮:木の反射
睡蓮:木の反射
睡蓮:朝の光の柳
睡蓮:朝の光の柳
睡蓮:朝の柳
睡蓮:朝の柳

モネの睡蓮には、柳の姿が数多く描かれています。モネが日本の文化や浮世絵などに影響されたのは有名ですが、柳もその一部なのではないでしょうか。実際にモネが晩年を過ごしたジヴェルニーの睡蓮池には柳が数多く植えられています。柳と水面と睡蓮は、モネにとって切っても切り離せない存在だったのではないでしょうか。

睡蓮:雲
睡蓮:雲

モネが晩年過ごしたジヴェルニーのモネの家や睡蓮の池は、実際に観光することが可能です。私のおすすめは、まずこのオランジュリー美術館やオルセー美術館、マルモッタン美術館など、モネの作品をパリでたっぷり鑑賞した後、ジヴェルニーのモネの家に訪れ、モネが描いた睡蓮や柳、水面に映る草木などを実際に目で見て触れてみることを強くおすすめします。モネがどのような心境でこの光の一瞬を捉えようとしたのか、その情景や心情を追体験することでよりモネの作品を深く味わうことができると思います。

睡蓮:2つのヤナギ
睡蓮:2つのヤナギ
睡蓮:夕日
睡蓮:夕日

まとめますと、私が思うモネの睡蓮の魅力とは、水面に咲く睡蓮と輝く光の美しき瞬間に惹かれ、それを生涯かけて捉えようとしたモネの飽くなき情熱が一枚一枚の絵に込められていることでしょうか。

そのモネの想いを馳せながら、目の前にあるモネが描いた本物の絵を見つめることは、何にも代えがたい至高の時でした。

絵画は、絵そのものの描写やデザインなどを楽しむのもひとつですが、描いた人の想いやその人が生きた歴史など、背景やストーリーを知ることで、その一枚の絵画に対する感じ方が違ってくることも魅力の一つだと思います。

少しパンの話に戻りますが、パンの歴史も今から8000年〜6000年ほど前の古代メソポタミアを起源にギリシャ、ローマ、フランス、イギリスと広がり、日本とヨーロッパでは比較にならないほどの長い歴史と文化の礎があります。

私がフランスで感じたパンの奥深さは、その長い歴史が紡いできたものであり、その文化的要素に知的好奇心が芽生えたからこそ、私はパンの魅力にハマってしまったのかも知れません。

今思うと、パンを通じて西洋の歴史や文化を知り、パンによって西洋の人々の暮らしや文化を追体験しようとしていたのだと思います。

今回はこの辺で終わりにして、また次回も美術館のご紹介をしていきたいと思います!

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