バゲットを焼き始めた頃は「カッコいいバゲットが焼きたい!」という一心で、狂ったように焼きまくっていました。オーブンに生地を入れてからの3〜5分くらいは「クープよ、開いてくれ!」と固唾を飲んでオーブンの窓を除いていました。側から見ると奇妙ですよね…。
写真は生地に抹茶やココアパウダーを練りこんだバゲットですが、たまにはこういったアレンジもおすすめです。焼きまくった分、食べないといけないですからね。
カッコいいバゲットを焼きたい!と心から願っている方に対して、私が思う押さえるべきポイントをご紹介できればと思います。
1.成形の時に生地を締める
オーブンキック(窯伸び)を最大限に引き出すために、成形する際の三つ折り、二つ折りをした後の巻きをキツめにすることです。これだけでもクープは開きます。
2.下火を強化する
家庭用オーブンはどうしても火力が弱く、輻射熱も弱いです。庫内も狭いので、生地を入れる際に一気に熱が逃げてしまいます。その火力を補うのが「銅板」です。銅は熱伝導に優れ、効率良く生地に熱を入れてくれます。
ちょっとお高いのですが、これから長くパン作りを楽しもうと思っている方であれば、買っておいて損はないかなと思います。
バゲットとは別ですが、山食なんかを焼く際にもこの銅板があると、底を焼きムラを減らすことができます。
3.クープの入れ方にこだわる
初めてバゲットを焼いた時、自分がイメージした完成物と出来上がったバゲットのギャップに驚きを隠せなかったことを今でも覚えています。
ネットで「クープ 入れ方」と検索すれば、入れ方の解説はたくさん出てくると思いますので、ここでは省略させていただきます。
重要なのは、素早く切れ目を入れて窯入れすること。ここでモタついていると生地がダレます。
youtubeで本場フランスのブーランジェのクープを入れを見てみると「こんなに雑でいいの?」と思うほどアバウトに入れていますが、とてつもなくクープ入れが早いです。https://youtu.be/ZaLnzomvEF8
以上の3つを押さえてバゲット作りをすれば、自分が理想としているバゲットに少し近づくのではないかと思います。あとはトライアンドエラーでとにかく焼きまくること!
かっこいいバゲット作りのご参考になれば幸いです!
価格:7,500円 |