バゲットを焼いている人のお悩みとして「クープが開かない」や「エッジが立たない」というお悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?私もバゲットを焼き始めた時はクープが開かずエッジが立たずひたすら試行錯誤をしていました。今回はエッジの立った美しいバゲットを作るための方法を具体例を紹介しながらご説明していきたいと思います。
エッジの立った美しいバゲットを作るためには「成形」が重要
まず最初に結論を言いますが、エッジの立った美しいバゲットを作るためには、「成形」が重要です。成形の際の巻きがゆるいとクープの開きも弱くなりますし、エッジも立たなくなります。成形をポイントは2つありますのでご紹介していきたいと思います。
ポイント①まずは生地の厚さを均一に伸ばし、きれいな正方形を作る
成形する際に押さえておくべきポイント1つめは、生地の厚さを均一に伸ばし、きれいな正方形を作ることです。この次の生地をくるくる巻く作業の操作性にも影響しますし、焼き上がりのバゲットの美しさにも大きく影響してきますので、ここでしっかり生地の厚さを均一に伸ばし、きれいな正方形を作りましょう。厚さを均一にするためには、生地を手でポンポンと叩き伸ばしていきます。均一に伸ばしながら正方形の角の位置を調整していきましょう。
ポイント②くるくる巻きは3回、最後は生地の表面を張るように
成形する際に押さえておくべきポイント2つめは、くるくる巻きを3回行い、最後は生地の表面を張るように成形することです。上記の正方形を作った後、1/3ずつ折りたたみ長方形にします。この長方形からくるくる巻きを3回行なっていきます。エッジの立ったクープを作るためには「生地の張り」が必要です。この「生地の張り」を作るためにくるくる巻きは3回行うことをおすすめします。下記の記事でも写真付きで解説していますのでご参考にしてください。
ゆるく巻いて成形したバゲットと、しっかり巻いて成形したバゲットを比較してみる
それでは、ゆるく巻いて焼いたバゲットと、しっかり巻いて焼いたバゲットでどのような焼き上がりの差が出るのか?焼きあがったバゲットを実際に比較していきたいと思います。下の写真の奥側のバゲットがゆるく巻いて焼いたバゲットです。クープの開きは弱くエッジもまばらになっています。写真手前側のバゲットがしっかり巻いて焼いたバゲットです。こちらのバゲットのクープはしっかり開き、エッジはきれいに立っています。同じ生地・同じ焼成条件でも、成形の仕方によって大きく焼き上がりの姿が変わってくることがお分かりいただけるかと思います。
いかがでしたでしょうか?せっかくバゲットを焼くのであれば、クープとエッジが美しくきれいなバゲットを焼きたいですよね。今回は「成形」の重要性について解説していきました。ぜひ成形もポイントを押さえてクープとエッジの美しいバゲットを焼いてみてください。
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