和菓子好きなあの人に贈る「抹茶大納言山食」のレシピ

今回は「和菓子好きな人に贈りたいパン」というテーマでお届けしたいと思います。贈り物としてのパンを作るのであれば、いつもとは違う「特別なパン」を作って贈りたいですよね。今回は、和菓子好きな人が喜ぶ「抹茶大納言の山食レシピをお届けしたいと思います。いつもの山食をちょっとだけアレンジすることで、見た目も楽しめる素敵なパンが出来上がりますのでぜひ試してみてください。

抹茶大納言山食の基本レシピ

※プレーン生地(1.5斤型の場合250g仕込み) 最強力粉(ゴールデンヨット)100%、水(軟水)67%、塩1.8%、砂糖5%、無塩バター10%、インスタントドライイースト0.25%

※抹茶生地(1.5斤型の場合200g仕込み)最強力粉(ゴールデンヨット)100%、水(軟水)67%、塩1.8%、砂糖5%、無塩バター10%、インスタントドライイースト0.25%、製菓用抹茶パウダー6〜8%

※フィリング 抹茶大納言 適量

最強力粉(ゴールデンヨット)100%、インスタントドライイースト0.25%をあらかじめミキサー内で混ぜ合わせておきます。※抹茶生地は製菓用抹茶パウダーを混ぜ合わせておく

水(軟水)67%、塩1.8%、砂糖5%もあらかじめ混ぜ合わせておきましょう。混ぜ終わったらミキサーに投入し、15分間ミキシングします。その時に、バターは細かく切って腰を折っておきましょう。15分間のミキシングが終了したらバターを投入してさらに10分間ミキシングをします。グルテンが繋がっていることを確認できたらミキシング終了です。プレーン生地、抹茶生地の2つの生地を作ります。

ミキシング終了後、20分後に1回目のパンチ、さらに20分後に2回目のパンチを行ないます。パンチ終了後は24℃で約4時間ほど一次発酵を行ないます。発酵膨倍率は2.5倍くらいが目安です。

成形のポイントは生地をなるべく薄く伸ばすこと

成形はめん棒を使って縦に長方形を作ります。横の長さは食パン型に合わせてください。きれいな渦巻きを作るためには薄く伸ばすことがポイントです。打ち粉を多めに使ってなるべく薄く生地を伸ばしましょう。薄く伸ばすことによってきれいな渦巻きが作れます。

大納言の量が多すぎるとクラム上部に穴が開きやすいので注意

プレーン生地、抹茶生地ともに薄く伸ばせたら、プレーン生地を土台に抹茶生地を重ねます。左右はプレーン生地と抹茶生地が揃うように整えましょう。生地を重ねたら次に大納言を適量散りばめます。大納言の量が多すぎるとクラムに大きな空洞が開いてしまうので、なるべく間隔を開けて並べましょう。

大納言を並べ終えたら、生地奥側からくるくると巻き始めます。巻き始めをきれいにするために、奥側2cmほどプレーン生地が出るようにします。また、とじ目を閉じるために手前側3cmくらいプレーン生地が出るようにするときれいにとじ目を閉じることができます。くるくる巻き終えたら、しっかりとじ目を閉じて食パン型にセットします。

最終発酵は35℃で約1時間30分ほど発酵させる

食パン型に生地を入れ終えたら、最終発酵は35℃で約1時間30分ほど発酵させます。その時にオーブンは最高温度で予熱をしておきましょう。生地が型の上部まできたら窯入れのタイミングです。あらかじめ霧吹きで生地表面を湿らせておき、窯入れしたらオーブン温度を210℃に下げて25分間、200℃に下げて10分間焼成します。途中、焼きムラを防ぐために型の位置を入れ替えます。35分間焼成したら、ケービンを防ぐために15cm上から型を落としてショックを与えてパンを取り出します。

窯入れ前の生地の様子
窯入れ前の生地の様子
焼きあがった抹茶大納言山食の外側

出来上がったパンは渦巻きのクラムが特徴的

この抹茶大納言山食の最も特徴的な部分は、この「渦巻き」にあります。味も美味しく見た目も楽しめるのがこのパンの良さだと思います。和菓子好きな人への贈り物としてぜひ試してみてはいかがでしょうか。普段から山食を焼いている人であれば、ちょっとした手間を加えるだけで簡単に作れると思います。大切な人へのちょっとしたサプライズにぜひこのパンを作ってみてください。

内側は綺麗な抹茶の渦巻きになっている
抹茶と大納言がベストマッチング
抹茶と大納言がベストマッチング

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